コロナでＦＲＢがゼロ金利！株価暴落の予兆か！？

米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は緊急追加利下げを決定しました。
利下げの影響により株価は暴落するのでしょうか？
ここでは利下げの影響を解説します。

【速報 JUST IN 】米ＦＲＢ政策金利引き下げ事実上ゼロ金利導入 #nhk_news https://t.co/98bDilacx5

— NHKニュース (@nhk_news) March 15, 2020

アメリカの金利と日本の株との関係は？

各国の中央銀行の金融政策は、株式市場に影響を及ぼします。
特に政策金利は、株価に影響を与えます。

日本では、中央銀行（日銀）の金融政策だけでなくアメリカの金融政策も日本の株価に影響を与えます。

日本はなぜアメリカの金融政策の影響を受けるのでしょうか？

日本の株に影響を与える３つの要素があります。

石油などの資源が少ない日本では、他国と貿易をすることで経済が成り立ちます。

特に日本にとってアメリカと経済的な結びつきが大きいので、アメリカの株価の影響を受けやすくなります。

中でもアメリカの株価が下がったときに日本は影響が受けやすいと言われています。

為替レートも日本の株価に影響を与えます。
①のアメリカの株価の下落とも関連しますが、アメリカの利下げによってアメリカドルが安く（ドル安）なります。

するとアメリカで輸入をしている企業は他国の物資が高くなるので経営が悪化し株価が下落します。

日本では、ドル安によって円高になるので日本の輸入業者はアメリカの物資を安く購入できます。
逆に輸出している企業は業績が下がるので株価が下がります。

日本の株を売買している外国人投資家の半分はアメリカの投資家だと言われています。

投資家の６割が外国人投資家だと言われているので、アメリカ人の投資家が日本に影響を与えることは容易に想像がつきます。

アメリカ人投資家は一般的に日本株だけを取引きしているのではなく、アメリカの株も取引きしています。

アメリカの利下げによる株価の下落による損失を、日本の株を売却することで損失を穴埋めしようと動くので、日本の株価に影響がでてきます。

コロナウィルスの影響で、アメリカは利下げを決定しました。
実際にアメリカの利下げは日本に影響を及ぼすのでしょうか？

過去の事例をみてみましょう。

2008年、サブプライ問題に端を発するリーマンショックの影響で、アメリカは金利の引き下げを実施しました。

この引き下げによってアメリカの金利は、先進国の中で最低の0.00～0.25%となりました。

政策金利による利下げは、株式市場には良い影響を与えると言われています。

当時でもアメリカのダウ平均株価は、前日と比較して4.2％以上の上昇をしました。
しかしアメリカの株価の上昇は日本の日経平均株価へそれほど影響を与えませんでした。

しかし2009年に入ると、アメリカのダウ平均株価が下落し、日経平均株価も下落しました。

出典：株の窓口

https://twitter.com/nicosokufx/status/1239316346606735361?s=20

FRBが１％の緊急利下げ(実質ゼロ金利）と量的緩和を決定した。パウエルFRB議長が午前７時に会見予定。アメリカの動きは極めて速い！日銀には何ができるのか？迅速な動きを期待したい。

— てつや (@tezheya) March 15, 2020

FRBの利下げは株式市場だけではなく新興国通貨を助けることにもなります。ドル高のトレンドを和らげるだけでもパンデミックでやられている新興国経済は楽になります。

— エミンユルマズ (JACK) (@yurumazu) March 15, 2020

早速株価に影響がでているようですね。
また、アメリカの対応の早さに評価がでていますね。

アメリカの利下げは日本にも影響を与えます。
過去をみると、利下げ直後ダウ平均株価は上昇しましたが日本にはあまり影響を与えず、逆にアメリカの株価下落は日本に影響を与えるようですね。